数独の基本解法テクニック

効率的に解くための基本的な技法を身につけよう

単一候補法(Naked Single)

初級

あるマスに入る数字が1つしかない場合、その数字を確定させる最も基本的な技法です。

使い方

  1. 1.マスが属する行・列・ブロックを確認
  2. 2.すでに使われている数字を除外
  3. 3.残った数字が1つだけなら確定
例:行に1,2,3,4,5,6,7,8があり、列に9がない場合、そのマスは9で確定

隠れた単一法(Hidden Single)

初級〜中級

ある数字が、行・列・ブロック内で入れる場所が1箇所しかない場合に使う技法です。

使い方

  1. 1.1つの行(または列・ブロック)に注目
  2. 2.まだ入っていない数字を探す
  3. 3.その数字が入れる場所が1箇所だけなら確定
例:ある行で数字7が入れる場所が1箇所しかない場合、そこに7を確定

ブロック制限法(Box Line Reduction)

中級

ブロック内である数字の候補が1行(または1列)に限定される場合、その行(列)の他のマスからその数字を除外できます。

使い方

  1. 1.ブロック内で特定の数字の候補位置を確認
  2. 2.候補が同じ行(または列)に限定されているか確認
  3. 3.その行(列)の他のブロックから該当数字を除外
例:ブロック内で3の候補が上段のみの場合、その行の他のブロックから3を除外

候補除外法(Pencil Marking)

初級

各マスに入る可能性のある数字をメモし、消去法で確定させていく基本技法です。

使い方

  1. 1.空いているマスに候補数字をメモ
  2. 2.確定した数字の影響を受けるマスから候補を削除
  3. 3.候補が1つになったマスを確定
例:あるマスの候補が最初は1,3,5,7だったが、周囲の確定により3だけが残った

裸のペア法(Naked Pair)

中級

同じ行・列・ブロック内の2つのマスに同じ2つの候補数字だけがある場合、他のマスからその2つの数字を除外できます。

使い方

  1. 1.同じ単位(行・列・ブロック)内で候補が2つだけのマスを探す
  2. 2.同じ2つの候補を持つマスのペアを見つける
  3. 3.その単位の他のマスから、その2つの数字を除外
例:同じ行の2つのマスが両方とも候補2,7の場合、その行の他のマスから2と7を除外

効率的な解法のコツ

  • 💡単一候補法から始めて、徐々に難しい技法を使う
  • 💡行・列・ブロックを順番にスキャンする習慣をつける
  • 💡候補数字のメモを積極的に活用する
  • 💡1つの技法に固執せず、別の視点からアプローチする